7月 19, 2020 10:54 am Published by ichigeki.pikalin シリコン洗車の艶、撥水、その他の効果を実車でテストしました。
今YoutubeやSNSなどで話題になっている「シリコン洗車」。
前回の記事ではシリコーンオイルとはどういうものか、どういうメリット・デメリットが有るかなどを考察しました。
今回は実際に弊社スタッフ車両をシリコーンオイルを使用して洗車し、その効果を検証していきたいと思います。
前回の記事はこちら
今話題の「シリコン洗車」ってなに?洗車のプロが解説【リサーチ編】
シリコン洗車の施工方法

シリコン洗車の施工は、調べたところによると至って簡単なようです。
- 通常通り洗車をする
- 濡れた状態でペーパータオルやクロスなどに適量のシリコンオイルを染み込ませる
- ボディ等の塗布したい部分に塗っていく
- 乾拭きで仕上げる
濡れた状態のボディにそのまま施工できるというのは、作業性の面では良いですね。
通常ガラスコーティングなどの硬化型コーティングは、一回ボディを完全乾燥させる必要があるので手間と時間がかかります。
ボディへの施工

濡れたボディに塗布した様子です。
思ったほど水と馴染んで伸びるということはなく、水があるところにはうまく乗らない感触でした。
ワックスのようにぬるっとした感覚はなく、クロスが張り付くような引っかかるような感じで、拭くときの抵抗感は重めです。
オイルなのでもちろん水ははじくのですが、KF96は非水溶性なので水との馴染みは悪いです。
よく霧吹きで水をかけて伸ばしたり、ウエスに水を含ませて伸ばしたりしている動画や記事を見かけますが、水を使うよりは50CSより粘度の低いオイルを使用して、乾燥状態で塗布したほうが拭き残しやムラはなくなるように感じました。
機会があれば低粘度のオイルも試してみたいところです。
今回は一旦拭き上げてから、乾燥状態で塗布することにしました。

塗布後に1回軽く乾拭きをした状態です。
オイルらしい虹色の拭きムラが発生しています。
複数回にわけて、きちんと拭き取れば綺麗になります。
ただ普通のタオルやペーパータオルなどでゴシゴシとこすってしまうと間違いなく傷になりますので、マイクロファイバークロスで力をかけずに回数を重ねて拭き取るほうが良さそうです。
マイクロファイバークロスもこまめに新しい面に変えて拭き取る必要があります。
オイルが付着した面で拭いてもムラを消すことができません。
ボディの艶

ウォッシャーノズルより右側が施工済み、左側が未施工です。
正直艶という面では、そこまで大きな効果は感じませんでした。
施工した日が曇天だったこともあるかと思いますが、カルナバロウ含有量の高い高級ワックスのような深いツヤ感は得られませんでした。
ただ施工後のボディの肌触りは、オイルの割にはヌルヌル、ベトベトした感覚はなく、サラッとした良い肌触りになりました。
ボディの傷
爪傷がついている運転席ドアハンドルで試しました。
【施工前】

【施工後】

洗車キズの比較的軽微なものなどは、多少目立なくなる効果がありそうです。
木の枝などのスクラッチ傷や爪傷などと同程度の深さがある傷に対しては、少しマシになった程度の効果でした。
普段手洗いをしていて、そこまで洗車キズがついていない車両などは、シリコン洗車でも細かな傷を隠すことができそうです。
ボディの撥水性

ボディの撥水性に関しては、撥水の効果はありますが強撥水のコーティング剤のように球が流れ落ちるほどではありません。
KF96自体がストレートのシリコーンオイルで、撥水性を強化した製品ではないからだと思われます。
接触角は90°前後といったところでしょうか。
300℃程度の高温で焼付を行うと変質して強固な撥水皮膜になるそうですが、現実的ではありません。
シリコン洗車の撥水性については簡易的な撥水剤や、一般的なワックス程度の感覚です。
ボディのウォータースポット
【施工前】

【施工後】

ウォータースポットに関しては、目で見て体感できるような違いは感じられませんでした。
反応性も低く化学的に安定しているシリコーンオイルでは、固着したウォータースポットを溶かす、落とすような効果はありませんでした。
エンブレム周りや樹脂パーツの取付部の根本などに発生するスケールは、ボディ表面に付着するウォータースポットやイオンデポジットなどと似たようなもので、そこにさらに汚れが付着して溜まっているような状態です。
こういったものは専用の溶剤で化学反応を利用して除去する必要があります。
シリコン洗車ではボディのウォータースポットやスケールなどは落ちません。
ガラスの撥水

外装全体に使用可能という情報が多かったので、ガラスにも塗布してみました。
塗った感覚としては、やはり伸びづらく拭き取りが大変でした。
一般的なシリコン系ウィンドウコーティング剤のほうがムラなくきれいに仕上がると思います。
特にワイパー傷や飛び石キズがあると、その部分にシリコーンオイルが流れ込み、うっすら白く曇ったような見た目になります。
撥水効果はありますが、やはり専用品ほどではありません。
また数分間水をかけながらワイパーを作動させたところ、オイルが流れ落ちたのか撥水効果がなくなっている箇所がありました。
シリコーンオイル自体にガラスやボディにくっつこうとする接着性はないので、やはりすぐに落ちてしまうようです。

ワイパーが反転する場所の撥水が落ちています
シリコン洗車のデメリットとして上げられていたワイパーのビビリや初期の視界の悪さはそこまで感じませんでした。
樹脂・ゴム の艶出し

こちらはかなりはっきりとした変化が見られました。
右側がシリコーンオイルを塗布した箇所、左側が元の色です。

こちらも乾燥状態で塗布した後に乾拭きをしました。
濡れた状態で塗布すると、上の画像のように水滴があった場所だけ馴染みが悪くムラになりました。

ゴム、樹脂共にムラなくしっかりと黒くなりました。ほぼ新品のような見た目です。
ただあまりにも劣化している箇所(表面が完全に白化しささくれだっている)では、効果は薄かったです。
プラスチックレンズ(灯火類)
【施工前】

【施工後】

ヘッドライト、テールライトなどの灯火類レンズに対しての効果は特にありませんでした。
細かな傷などについても効果は薄かったです。
変色などを起こすことはありませんでしたが、逆に黄ばみが落ちたりといった効果もありませんでした。
使用した感想
実際にシリコーンオイルを使用してシリコン洗車をしてみた感想としては、正直なところ動画やSNSで言われているほどの効果は実感できませんでした。
ボディの状態や使用方法にもよって多少の差はあると思いますが、
「そこそこ簡単に施工できて、そこそこ水を弾き、そこそこ艶が出て、そこそこ傷が目立たなくなる」
といった感想です。
よく言えばオールマイティ、悪く言えば中途半端な性能と感じました。
次の記事ではもう少し詳しくまとめを行いたいと思います。
シリコン洗車、結論が出ました。向いてる車、向いてない車をプロが見極め!【まとめ】
7月 14, 2020 2:59 pm Published by ichigeki.pikalin シリコンスプレーで簡単コーティング?話題の「シリコン洗車」を洗車のプロが解説します!
最近Youtubeで見かける「シリコン洗車」というワード。
これまで培ってきたノウハウと、自社の洗車道具、溶剤に自信を持っているJAPAN GOLD WASHですが、新しい情報には興味がわきます。
ということで、シリコン洗車についてリサーチ、実験をしてみることにしました。
まずはリサーチとしてどんなものなのかを調べてみました。

そもそも「シリコン洗車」って?
これまでリサーチしたところによると、シリコン洗車とは
- シリコンスプレーを使用した洗車
- 洗車後、拭き上げの際にシリコンスプレーを噴霧して拭き上げる
- シリコンの層を育てる(?)ためにこまめにシリコン洗車を行う
というものらしいです。
シリコンはたしかにボディーのコーティング剤の主成分として有名ですが、そのオイルをそのままボディに塗布するというのが果たして本当にいい効果があるのかは疑問です。
しかしネット上では絶賛されているようなので改めてリサーチ、検証をしてみたいと思います。
ちなみにメーカー公式ページによると、「シリコン」と「シリコーン」は異なるものだそうです。
「シリコン」とはケイ素という元素の名称であり、その化合物が「シリコーン」になります。
なので、正式には「シリコーン洗車」が正しい呼び方になりますが、ここでは一般的な「シリコン洗車」という言葉を使っていきます。

出典:信越化学工業「シリコーンとは」
https://www.silicone.jp/info/begin1.shtml
シリコン洗車のメリット
メリットとしては以下のようなものがあるようです。
- シリコンスプレーがホームセンター等で安価に手に入る
- 濡れたような艶が蘇る
- 撥水効果が高い
- 施工が簡単で塗りムラになりづらい
- 細かな傷(洗車キズ、スクラッチ傷)が消える
- 未塗装樹脂やゴムの白化を抑え黒い艶がでる
- ガラス、プラスチック、メッキなどボディ全てに使える
メリットを見るとコストパフォーマンスに優れ、かつ綺麗になる素晴らしい洗車方法であるようです。

シリコン洗車のデメリット
デメリットについては、調べた限りではあまり多くなく
- オイルなので埃や花粉が付着しやすい
- ガラスに塗った初期は馴染んでいないと視界が悪い
- 拭き取りが十分でないとムラが発生する
などの情報がありました。
埃や花粉の付着はボディにとって悪影響がありますし、ガラスの視界不良も安全運転に悪影響を与えることになるので、実際に試して確認していきたいと思います。
シリコン洗車の疑問点
シリコン洗車について色々調べたり動画を見たりする中で、気になったことが3点あります。
①ペーパータオル、ウエス、軍手等で塗布している

これは単純に洗車キズになってしまうのでは?と思います。
ただシリコンそのものの問題ではないので、良いクロスを使えばその問題は解消できそうです。
②シリコンオイル自体が自動車のボディ用として販売されているものではない

多くの動画で信越シリコーン製のオイルを使用しています。
一部の方はKUREのシリコンオイルを使っていたりもします。
どちらももともと工業用で、自動車のボディ用に開発された製品ではありません。
塗装に対する影響を十分にメーカーが検証しているかは不明です。
③液体のオイルで傷が消えることがあるのか?

シリコンオイルはあくまでオイルなので、研磨作用等は無いはずです。
また硬化するような組成のものでもないので、ガラスコーティングなどのように傷を埋めて均すような効果もないと思われます。
しかし動画などではかなり多くの方がその効果を実感しているようです。
シリコーンオイルについて
信越化学工業のHPに、シリコーンオイルの性能表が掲載されています。
https://www.silicone.jp/catalog/pdf/kf96_j.pdf
シリコーンとはケイ素の化合物で、有機と無機を兼ね備えた性質を持つ合成樹脂。
これが液状になっているものをシリコーンオイルと呼びます。
合成の仕方や合成される他の物質によりその特性は様々ですが、洗車において特に重要になりそうなのはこの4点です。
・化学的安定性
・生理的不活性
・他材質への非影響性
・撥水性
化学的安定性

シリコーンオイルは化学的安定性が高く、低濃度の酸やアルカリとは反応しないとのこと。
自動車用の洗剤やクリーナーには酸性やアルカリ性のものもありますが、シリコーンオイルが塗布されている状態でそういった溶剤を使用しても問題はなさそうです。
生理的不活性

シリコーンオイル自体は化粧品や医薬品にも使用されていて、触れたり飲み込んでしまったりしても人体に悪影響を与えることは殆どないそうです。
※KF96自体は医療用ではなく工業用です。
他材質への非影響性

金属やガラスはもちろん、ゴムやプラスチックなどあらゆる材質に対して影響が少ないというデータがあります。
一部相性の悪いゴムでは膨潤してしまうものもありますが、一般的に自動車に使用されている素材については問題ないと思われます。
疑問点の2で、ボディに対する影響の懸念がありましたが、このデータを見る限りは問題なさそうです。
撥水性

データ上では接触角90°~110°と強力な撥水作用を持っているようです。
高級ワックスに使用されているカルナバロウに匹敵する接触角です。
最近の高性能な強撥水コーティングは120°~150°程度の接触角を持つものもあるので、それには劣る性能になるかと思われます。
全体的に調べた印象としては悪いものではなさそうです。
次回の記事では実際にシリコン洗車を実施して検証してみたいと思います。
シリコン洗車、実際に試してみました。洗車のプロがその効果を検証!【実践編】
6月 20, 2020 11:08 am Published by ichigeki.pikalin 車のコンシェルジュってなに?

私たちJAPAN GOLD WASHのスタッフは、一人ひとりが「カーコンシェルジュ」であることを目指しています。
車のコンシェルジュって何?と思う方も多いかと思いますが、簡単に言うと「車のことを何でも相談できる人」です。
移動手段や趣味の乗り物として広く普及している自動車ですが、誰でも使えるように作られている反面、その中身について詳しく知っている自動車オーナーはそれほど多くありません。

安全かつ快適に車を利用するには、車について詳しいほうが良いのは言うまでも有りません。しかし様々な技術の集合体である車は、一般の人が簡単に詳しくなれるようなものでも有りません。
だからこそ、私たちは「お客様に一番身近な車のプロ」として、会員様のカーライフを支えることを目標にしているのです。
「コンシェルジュ」とは、「仕える人」である。
ラテン語の「共に仕える人」を語源とするコンシェルジュは、ホテルやクレジットカードなど、高いホスピタリティを掲げるサービスでは一般的なものとなっています。

しかしこと「車」というジャンルに於いては、業界を網羅するコンシェルジュサービスは存在しないのが実態です。
車に関するプロフェッショナルというと、真っ先にディーラーや整備工場などが思い浮かびますね。
しかし彼らは「整備」のプロであったり、「販売」のプロあったり、あくまで特定のジャンルのプロなのです。
そして何より、そういった方々は多くの場合、「身近な存在」ではないでしょう。
もちろん私たちJAPAN GOLD WASHは「洗車」のプロです。
しかし、毎月会員様と顔を合わせ、会員様の車に触れている「身近な存在」です。
だからこそ、会員様の生活や嗜好、会員様の愛車の状況をよく知っています。

そんな私たちは会員様にとって「一番身近な自動車関係のプロ」であり、相談相手となっています。
その相談に応えるべく、日々自動車業界の様々なジャンルにコネクションを作ることに励んでおります。
プロだから知り得る業界の情報や、評判のいい本物のサービスを、私たちは会員様に惜しみなく提供します。
お客様の目となり耳となり、業界の最新情報を常に仕入れ、最高級のサービスを提供する。
まさに会員様にお仕えする「カーコンシェルジュ」なのです。
カーコンシェルジュとしての実例
先日会員様の洗車を行っている際、こんな事がありました。
洗車を担当したスタッフは、タイヤホイールの清掃をしている際にあることに気が付きました。
タイヤのショルダー部分がかなり減っており、溝がない状態になっていたのです。

これは高級セダンにありがちな症状ですが、タイヤの消耗が早くなることを承知で、快適性や運転性能を優先したタイヤの取付角度に設計されています。
その際の減り方はタイヤ接地面の中央部に比べて、両サイドや内側が特に摩耗が早くなります。
一見するとそこまでタイヤが減っているようには見えないため、気づかずに運転している方も多いです。
コンシェルジュとして見逃せない状態であったため、お客様にそのことを伝えると、
「諸事情により忙しく、最近点検に持って行けていなかった」
とのことでした。
日頃の走行距離が多い会員様だったため、そのままであれば雨天時のスリップ事故やタイヤのバーストにつながっていたかもしれません。
「ディーラーではいつもタイヤの見積は1パターンしか出てこないが、もっと長持ちするタイヤはないか」
というご相談を頂き、タイヤの取扱種類が豊富なタイヤ専門店をご紹介させていただきました。
カーコンシェルジュとして「日々精進」
自動車業界の中にも様々なジャンルがありますが、それぞれの技術が常に進歩しています。
新しい方法で塗装されたボディ。新素材で作られた窓。より性能の良いエンジンやミッション。燃費やグリップ力が向上したタイヤ。
それぞれの業界にそれぞれのプロフェッショナルが居ます。
どのプロフェッショナルも、自分たちの知識や経験、技術を日々磨いています。
そんな様々な業界のプロフェッショナルを、会員様が必要としたときに迅速にご案内、ご紹介できるように、カーコンシェルジュとしてコネクションの拡大に尽力しています。

もしこの記事をご覧の自動車業界のプロフェッショナルの方で、プロとしての自信と実績をお持ちの方がいらっしゃいましたらご協力頂けますと幸いです。
お問い合わせページよりご連絡ください。
6月 14, 2020 6:26 pm Published by ichigeki.pikalin ガラコで充分?実は知らないガラスコーティングのあれこれ
今年もいよいよ梅雨入り、雨が降りしきる日が続いています。
雨の時期のお車のボディメンテナンスといえば、「ウィンドウコーティング」と「ワイパー」でしょう。
特に近年多い「ゲリラ豪雨」などは短時間に大粒の猛烈な雨が降るため、運転中に遭遇すると急激な視界不良でヒヤッとすることもあるかと思います。
そんなときにも安心して運転できるように、今回は窓ガラスのコーティングについてご紹介致します。
そもそもなぜ視界が悪くなるの?
まずはじめに視界不良の原因についてお話しします。
雨の日に視界が悪くなる原因は「光の屈折」と「光の乱反射」です。
窓ガラスに付着した水滴や水の膜によって光が拡散されたり屈折したりするため、ガラス越しの風景を正しい形状で見ることができなくなります。

海で水面下にある物に手を伸ばしても、波で不規則に水面が揺れて位置がつかめなかったり、うまく距離感がつかめなかったりするのと同様です。
窓ガラスのコーティングはは親水?撥水?
次にコーティングにおいて常に議論される
「親水」VS「撥水」
についてお話をしましょう。

ボディのコーティングと窓ガラスのコーティングの最大の違いは「視界」です。
ボディは塗装面の保護性能、ツヤなどの美観、防汚性能などがメインですが、窓ガラスの場合は「降雨時にいかにクリアな視界が確保できるか」が最大のポイントになります。
そして撥水と親水では、そのクリアな視界に対するアプローチが異なります。
【撥水コーティング】
水玉状に水を弾き、走行風やワイパーを併用することで窓ガラスに水が付着しないようにする。
【親水コーティング】
水を弾かないことで薄い水膜となる状態を作り出だし、安定した視界を確保する。
撥水コーティングは、文字通り水を弾くことでそもそも水が付着しないことを目指しています。
対して親水コーティングは、水の膜を均一にすることでレンズのような役割をしないようにして、視界を確保することを目指します。
風がなく凪いだ状態の湖面が鏡のようになる状態をイメージしていただけるとわかりやすいかもしれません。

では結局どちらが視界確保において優れているのかということですが、フロントガラスについては撥水コーティングをおすすめしています。
確かに親水コーティングも綺麗で均一な水膜を形成できれば、理論上クリアな視界を得ることが可能になるのですが、実際走行中に雨が降っている場合というのは、走行風や降りしきる雨粒の影響で綺麗な水膜を維持することはできません。
結局の所ワイパーを使用することになるのですが、水を弾かない状態だとワイパーの作用だけでは充分に水を払い落とすことができません。

その点、しっかりと撥水コーティングがかかっている状態であれば、ワイパーを使用すればほぼクリアな視界を得ることができます。
また高速道路などで充分な走行風がある場合は、ほぼワイパーを使用せずに走行することも可能です。
こうした理由から、お客様の好みでどうしても親水が良い、という場合を除いて、窓ガラスには撥水コーティングを施工しております。
フロントガラス以外の場所については、お車の保管状況等によって親水コーティングに軍配が上がる場合もあります。
サイドガラスやリアガラスなど、親水状態であっても視界にそこまで大きな支障がない箇所は、ウォータースポットの付着を防ぐという目的で親水コーティングを施工する場合もあります。
コーティング剤の種類
窓ガラスの撥水コーティングは大きく分けて2種類あります。
一般的にカー用品店やガソリンスタンドなどで提供されているウィンドウコーティングは、殆どがシリコン系かと思います。
ソフト99さんの商品でお馴染みの「ガラコ」もシリコン系のコーティング剤です。
シリコン系のメリットは比較的施工が簡単で、製品によっては拭き上げや乾燥が不要なもの、雨が降っているときでも施工可能なものまであります。
デメリットとしてはどの商品も施工後の持続期間はあまり長くなく、快適に水を弾くことができる期間は長くても2~3ヶ月程度です。

対してフッ素系のコーティング剤は持続期間が長いことが特徴です。実際にJAPAN GOLD WASHで施工した車両は6ヶ月程度の耐久性があることが実証されています(耐久性は使用環境により異なります)。
デメリットとしては施工後の乾燥時間が数十分~1時間程度必要で、作業性が悪いという点が上げられます。
撥水性能に関しては、実はシリコン系のほうが水の引きが良いです。しかし実際の施工された車両を比較しても、一般の方が体感できるほどの差はありません。
プロが行うウィンドウコーティングの施工方法
「撥水コーティングをかけてもすぐに落ちてしまう」
「ムラがありきれいに水を弾かない」
などの声をよく聞きます。
原因は主に「下地処理が不十分であること」です。
ガラスは無機質の素材であり、また表面はボディに比べると表面が滑らかであるため、比較的コーティングが落ちやすいです。
下地処理の段階で汚れや油膜が付着していたり、水分が残った状態になっていたりすると、シリコン系でもフッ素系でも耐久性があからさまに下がります。
油膜ってなに?という疑問については、また別の記事でご説明させていただきます。
特にフロントガラスはワイパーで擦られるため、一箇所剥がれ始めるとそこからどんどんコーティングが落ちていきます。
なのでなるべくしっかりと定着させるため、下地をきっちり仕上げてコーティングが定着しやすい状況を作ることが最も大切になります。

工程としては、
- 汚れの除去(洗車)
- 油膜の除去
- 表面の完全乾燥
- コーティング剤塗布
- 乾燥、硬化
- 拭き上げ
となります。
ウィンドウコーティングを長持ちさせる秘訣
窓ガラスの撥水状態を維持するためには、2つのポイントがあります。
1つ目は窓ガラスをきれいな状態に保つことです。
いかに性能がいいコーティングが施されていても、表面にホコリや汚れがついていると充分な効果を発揮できません。
しっかりとコーティングがかかっていれば、濡らしたタオルで汚れを取り、乾いたタオルで乾拭きするだけでも効果がある程度復活します。
きちんと下地処理をしてあるコーティングは、タオルで拭いた程度では落ちないでご安心ください。

2つ目はガラスコーティング用のワイパーを使用することです。
値段は1.5~2倍程度になりますが、PIAAやソフト99から販売されている「撥水ワイパー」を使用することで、かなりの長期間効果を維持することができます。
また撥水ワイパーほどでは有りませんが、グラファイトワイパーと呼ばれる炭素粒子のコーティングが施されたワイパーを使用するのも効果的です。

まとめ
車を安全に運転する上で、周りの状況を的確に把握することは非常に大事です。
そして運転時の状況把握は、視覚情報がその殆どを占めています。
特に雨天時の夜間の運転は非常に視界が悪いので、少しでもクリアな視界を確保して安全運転をするために、きちんとした窓ガラスのメンテンナンスを施すことをおすすめ致します。
「自分の車がどういう状況かよくわからない」
「何をすれば良いのかわからない」
そんな場合は電話、LINE、メールにてお気軽にお問い合わせください。
ご要望に応じて最善のアドバイスをさせていただきます。
↓JAPAN GOLD WASHのウィンドウコーティングメニューはこちら↓

5月 31, 2020 12:43 pm Published by ichigeki.pikalin ~ディーラーでコーティングすると渡されるメンテナンスキット、使ったことありますか?~
「安心」なはずのディーラーの盲点
新車で車を買う方の多くが、ディーラーでコーティングを一緒にやってもらっているかと思います。
そしてディーラーでコーティングをすると、なにやら液剤やらスポンジやらが入った謎のボックスがトランクに積んだ状態で納車されます。
これはいわゆるコーティングのメンテナンスキットと呼ばれるものです。
わざわざメンテナンスキットまで一緒につけてくれるなんてとても親切!
さすがディーラー!安心!
のはずですが…
このメンテナンスキット、一回でも使いましたか?
そもそも、メンテナンスキットの使い方を知っていますか?
そこが実はとっても大事なことなんです。
ディーラーでお車を購入したときに、いつの間にかコーティングも見積もりに載っていて、
「キレイにコーティングもかけておきました!」とにこやかに説明する営業担当の方。
その方は、きちんと説明してくれましたでしょうか?

・なぜコーティングが必要なのか。
・どのようなコーティングが施工されているのか。
・いつまでコーティングの綺麗さが続くのか。
・綺麗な状態を維持するにはどうすれば良いのか。
あなたのご担当の方はいかがでしょうか?
ディーラーさんのコーティングは、金額相応にハイクオリティのものが多いです。
しかし致命的にかけているのは、「コーティングの経験値、理解度と説明力」です。
営業担当のセールスマンはコーティングのプロでは有りません。
作業担当のメカニックは洗車のプロでは有りません。
彼らは車を売るプロであり、車を直すプロなのです。

私たちJAPAN GOLD WASHのスタッフは、車を売ることも直すこともできません。
しかし、洗車のプロでありコーティングのプロなのです。
車のボディも人間のお肌と一緒。
JAPAN GOLD WASHでは、ボディのメンテナンスは「人間の皮膚」と一緒で、きちんとしたメンテナンス、お手入れが必須だと考えています。

人間は新陳代謝によって日々新しい組織に生まれ変わっていきますよね。
しかし車のボディは新車時に塗装されたものが廃車までそのままのことがほとんどです。
そう考えると、むしろ人間より過酷な状況であると言えます。
鳥糞や黄砂、花粉に酸性雨、紫外線や間違った方法の洗車などなど…
ボディやコーティングはそういったものに日々さらされ続けているからこそ、メンテナンスが大事です。
そしてJAPAN GOLD WASHの会員制洗車では、月に1~4回の洗車をすることで常にコーティングの状態のチェック、メンテナンスを行うことが可能になっています。

どのくらいの頻度でディーラーに行きますか?
ボディとコーティングのメンテナンスは、日頃から定期的に行っていくものです。
ところであなたはどのくらいの頻度でディーラーに行っているでしょうか?
車検の時?1年点検の時?オイル交換の時?
もし、オイル交換のたびにディーラーに持っていっているとして、距離を乗る方でも3ヶ月に1回程度でしょうか?
1年に1回、数ヶ月に1回ではメンテナンス頻度として充分とは言えません。
「5年耐久!年に1回のメンテナンスでOK!」
そのような謳い文句のコーティングは多数ありますが、それは非常に限定された環境にある車にしか適用できない言葉でしょう。

最低でも1ヶ月に1回、それがJAPAN GOLD WASHの考えるメンテナンス頻度です。
そしてメンテナンスとは特殊な作業ではなく、「きちんとした洗車をする」ことです。
毎月ディーラーに洗車のために方はいないでしょう。
なぜならディーラーは洗車場ではないからです。
大事なのは情報量

私たちJAPAN GOLD WASHはすべての会員様ごとにカーカルテを記録しています。
日頃どんな乗り方をされているのか?
どんな場所に出かけるのか?
どのぐらいの距離を乗るのか?
撥水がいいのか、親水が良いのか?
ツヤを重視するのか、保護性能を重視するのか?
そういったお車に関する情報とお客様のご要望を、日頃の会話の中から拾っています。
だからこそ、お客様に合わせた最適なコーティングの提案ができますし、最適な方法で洗車ができます。
白いボディで水垢を気にするお客様には親水コーティングを。
黒いボディで深い艶を求める方にはコーティング+WAXを。
そしてそれぞれにあった普段の洗車を。
ディーラーのコーティングをテンプレート的な建て売りの住宅とするならば、JAPAN GOLD WASHのコーティングはオーダーメイドの注文住宅です。
コーティングの選択肢はとてもたくさんありますので、あなたが納得できるコーティングを施工していただくことをおすすめします。
5月 10, 2020 2:13 pm Published by ichigeki.pikalin 頻繁に使用される車ほど、汚れがちな運転席。
「白やベージュは汚れが目立つから仕方ない」と諦めていませんか?
たまにしか乗らない趣味の車に比べて、業務や通勤で使用されている車は特に室内が汚れやすいです。
今回ご依頼いただいたマイバッハも、日頃お仕事の移動で利用されているとのことでした。
運転手さんが座る運転席と、オーナー様が乗られる左リアシートが特に汚れが激しいということで、運転手の方よりご相談を受けました。
明るいベージュ系のレザーシートと毛足が長めなフロアマットですね。
高級車によく見られる高い質感の内装ですが、やはり汚れが目立ちやすいという欠点はあります。
業務で使用される車は特に、雨の日でも使う必要があれば使われますし、濡れた靴などで踏まれたフロアマットは通常の室内清掃ではなかなか綺麗になりません。
【施工前】


【施工後】


今回も専用の特殊な溶剤と洗浄器具を用いて、シートやマット へのダメージを少なく、劣化を最小限に抑えて綺麗にさせていただきました。
レザーシートも、通常は自動車向けの皮革は樹脂コーティングが施されていて水拭きである程度の汚れは落ちるのですが、今回の事例のように黒ずみがかなり固着してしまっているような場合は、それだけでは綺麗になりません。
レザーシートのお手入れついての記事はこちら
ただ闇雲に強くこすることを繰り返してしまうと、余計にコーティングを劣化させてしまうことになります。
また洗浄力の強すぎる溶剤を塗布したりすると、レザーそのものの色落ちにつながるリスクもあります。
レザー、及び表面の樹脂コーティングを傷めないために、溶剤の選定と施工方法にはこだわっております。
細心の注意を払って施工を施すことで、高級なお車の価値を落とすことなく仕上げさせていただいております。
今回のような事例は、付着した汚れが徐々に堆積していくことによって落ちない汚れとなって残ってしまいます。
弊社の会員制洗車サービスにご登録いただいている方は、定期的に汚れを落とすことでこのような事態に陥ることを未然に防いでおります。
飲みこぼしのシミや靴で蹴ってしまった跡など、軽微なもので短時間の作業で落とすことができる汚れは、通常の洗車サービスの範囲内として無償で対応させていただいております(※ゴールド会員以上)。

また予め通常の樹脂コーティングより更に防汚性能、対劣化性能を高めたレザーシートコーティングもオプションとしてご用意しておりますので、お車の利用頻度が高い方はそちらの施工もおすすめ致します。

4月 12, 2020 12:16 pm Published by ichigeki.pikalin 実はこんなに雑菌がいる車の中。
車内除菌が大事な理由。あなたの愛車の室内は・・・?
車のボディは汚れたら目立ちますし、ガソリンスタンドで簡単に洗車できる事もあって、それなりに洗車をしている人が多いのではないかなと思います。
しかし車内の汚れは意外と目立ちづらく、雑菌の繁殖は目で見てもわかりません。
またボディの洗車より面倒なことから、実はそんなにしっかりとやっていない方がほとんどなのではないでしょうか?
結構なきれい好きで頻繁に車内清掃をするという人でも、「掃除機がけと窓拭きでおわり」という程度で車内除菌までは気にしたことがないのではないでしょうか?
実は車内の雑菌について研究したイギリスのホームセンターの調査によると、ステアリング部分に付着している雑菌の数は、なんと公衆トイレの便座の8倍にも及ぶとの結果が出ています(※1)。

トイレの便座に付着している雑菌は1平方インチに80個程度。車のステアリング部は、その8倍を超える700個の雑菌が付着している。
そして車内清掃に関するアンケートについては、清掃をしていない人が全体の6割を超え、その中の1割の人は掃除機がけも室内清掃もしたことがない、という結果だったそうです。
車内除菌まで気にかけている人の割合は更に少ないでしょう。
室内が汚れたり雑菌が繁殖したりする原因としては、車内での飲食等が挙げられます。特にお子様がいる方は食べこぼしなどで室内が汚れがちですよね。

ロングドライブではついつい車内飲食をしがち。おにぎりやパンなど食べやすいものでもいつの間にか食べこぼしが・・・
また人間の体の表面にも雑菌はいますし、靴の裏側に付着した土や泥などにも沢山付着しています。ペットを車に乗せる方などはなおさら車内に雑菌を持ち込みやすいですね。
そういった経路で、車内は気づかないうちに雑菌が沢山付着しているのです。
車の内装パーツは外して洗ったり出来ないもの。
だからなおさら、一度汚れてしまうとどんどん雑菌も繁殖してしまいます。
だからこそ車内除菌を定期的に行うことが重要です!
車内除菌の種類と方法
一般的な車内除菌の方法としては、
- 二酸化塩素ガスによる室内全体の除菌
- 除菌力のあるスプレーの噴霧、拭き上げ
- 除菌グッズの利用
等があるかと思います。
【二酸化塩素ガス】
最もメジャーな車内除菌の方法は、二酸化塩素(CIO2)ガスによるものでしょう。
このガスは、消毒液などの成分としても有名な次亜塩素酸ナトリウムの2.5倍の酸化作用を持ち、様々な微生物に対して有効なものです。
カー用品店やディーラーなどで施工している車内除菌は、このガスを車内に充満させて除菌を行っているものがほとんどです。

ディーラーやカー用品店ではメジャーな方法。でもガスを充満させるだけでは不十分。
しかしこの二酸化塩素ガスは人間の粘膜に対する攻撃性、ガラスやプラスチックに対する攻撃性があることから、車用として使用される場合は比較的薄い濃度で使用されています。
また汚れが付着している状態で施工した場合、除菌作用が汚れに阻害されて十分に効果を発揮できないケースも有るので注意が必要です。
【除菌スプレーによる拭き上げ】
次に上げられる車内除菌の方法としては、お手軽な除菌スプレーによるものです。
除菌スプレー等の使用については、アルコール系、次亜塩素酸系などのスプレーが多く出回っていると思います。
こちらについては除菌効果が高く、拭いた時点で拭き取った場所の菌はおおよそ除菌できるとされています。

スプレータイプは手軽で除菌効果も高い反面、使う場所によっては注意が必要。
デメリットとしては、製品によっては車の内装パーツを痛めてしまう、変色させてしまうなどのリスクがあります。
市販品を使用する場合は必ず車用を使用し、また製品に記載されている使用してはいけない場所を確認しましょう。
プラスチックやメッキ、革の部分には使用できないものも多く存在しています。
【市販の除菌グッズ】
また車用除菌のグッズもカー用品店には豊富に売っています。
芳香剤のような置型の空間除菌効果のあるもの、エアコンフィルターに取り付けて車内を循環する空気を除菌するものなどがあります。
除菌をした後に少しでも雑菌の繁殖を抑えたい場合は、こうした商品を利用するのもよいでしょう。

置くだけで効果のある抗菌消臭剤。効果が出始めるまでにはしばらく時間がかかります。

エアコンフィルターに設置するタイプ。車内全体に循環するので効率は良いですが、そもそものエアコンフィルターやエバポレーター(内部部品)が汚れていたら効果減。
お家でできる簡単車内除菌
二酸化塩素ガスの発生装置は個人で購入するには少々高額です。
ご自宅で除菌をする場合は市販の除菌スプレーと清潔なタオルを使用して、車内のよく触れる部分をきれいに拭いておくだけでも効果があります。

プロが行う車内除菌
JAPAN GOLD WASHでは、まず徹底した室内清掃を行います。
人間の汗や皮脂などが付着している状態で除菌をしても、またすぐに雑菌が繁殖してしまいます。
そういった室内の汚れをきちんと落としてから除菌作業を行うことで、効果が上がります。

そこからさらに除菌スプレーで拭き上げを行います。
この除菌スプレーも、使う場所によって濃度を変えることで、最大の除菌効果を得つつ内装部品を痛めないようになっています。
またエアコンの内部部品であるエバポレーターも同時に洗浄します(車種によって施工できない場合あり)。
このエバポレーターは構造上水分が溜まる場所で、外部から取り入れた空気も通過するので雑菌が繁殖しやすいです。
最後に仕上げとして、室内全体に二酸化塩素ガスを充満させ、ファブリック製品の繊維の中やエアコンのダクトの内部まで除菌を行います。
このように施工することによって、それぞれ単体で行うより遥かに高い除菌効果を得ることが出来ます。
最後にアドバイスとして、雑菌は日々の使用で常に車内に持ち込まれます。
一度行ったから大丈夫、というわけではなく、定期的に施工して常に清潔を保つのが一番です。
月額会員のメンバー様は通常よりお得な価格で施工できますので、お気軽にご相談下さい。

※1 調査結果出典:https://www.dailymail.co.uk/news/article-1379830/How-clean-car-Steering-wheels-times-germs-public-toilet-seat.html
4月 3, 2020 1:02 pm Published by ichigeki.pikalin 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
この度JAPAN GOLD WASHの会員規約を以下の通り追加、変更致しました。
会員様に置かれましてはご確認いただけますようお願い申し上げます。
なお本規約変更は2020年5月1日より適用となります。
【概要】
<規約内容追加>
・キャンセルの際の対応について
・駐車場料金について
<規約内容変更>
・洗車の次月繰越について
20200501_規約改定内容
3月 12, 2020 12:18 pm Published by ichigeki.pikalin 花粉を放置したら洗車では落ちないシミに!?
これからの時期、花粉の飛散が増えていきますね。
目も痒くなりくしゃみも止まらず、人にとっても迷惑な花粉ですが、車にとっても迷惑な存在だったりします。

気がつけばボディは降り積もった花粉で真っ黄色に・・・
そんな花粉、放置すると実は困ったことになるということをご存知でしょうか?
今回は春の洗車の敵、花粉について解説していきます!
花粉の汚れが気になる季節
花粉の飛散がピークを迎えるのは、おおよそ3~5月です。

年々花粉の飛散量が増え、最近では洗っても翌日か翌々日には真っ黄色に・・・なんてことも増えてきました。
花粉が積もっているとまるでホコリが積もっているかのような状態になり、見た目的にも非常に悪いです。
当然ガラスにも沢山付着するので、視界不良の原因にもなります。
ウォッシャーで綺麗にしようと思っても、ベタベタして綺麗に流れ落ちなかったり、むしろ汚れがひどくなったり・・・
黒でも白でも、ボディ色に関わらず汚れて見える花粉は非常に厄介な存在です。
花粉が積もったあとに雨でも降ろうものなら、それはもう目も当てられない状態になります。
水が乾くとウロコ状に花粉が残り、しかも水で流してもなかなか落ちないようになってしまいます。
なぜ花粉が落ちないのか?

ただ積もっただけの花粉は、ふっと軽く息を吹けば飛んでいきますよね?
それが暫く経つと何故か落ちなくなってしまう。
その原因は花粉に含まれる成分「ペクチン」にあります。
乾燥状態で積もっている花粉はホコリのような状態ですが、夜露や雨などで水分が付着すると、花粉表面の皮膜が破けてペクチンが流出します。
その滲み出たペクチンが、花粉がボディにこびりつく原因となっています。
花粉によるボディへのダメージ
花粉から滲み出たペクチンはベタベタしていて、ボディに張り付くと同時に乾燥したときに収縮します。
収縮した際には、張り付いている塗装面も一緒に引っ張られてしまいます。
ボディの塗装に使用されてるのは樹脂なので、表面にはある程度の柔軟性があります。
なので、流出したペクチンが収縮するときに引っ張られて、引っ張られた部分はその形に合わせて変形をします。
一度変形してしまうと、そもそもの形状が変わってしまうので洗車をして花粉を落としたとしても、あとが残ってしまいます。
遠目で見たり触ったりしてわかるほどの大きな変形にはなりませんが、光があたったときには目で見えるようなクレーター状の跡が残ります。

これが花粉によるシミの原因です。
花粉によるシミへの対処法
更に厄介な点がもう一つあります。
この変形した凹凸はコンパウンド等で研磨をすれば一時的に消えます。
しかし塗装のクリア層に浸潤したペクチンはまだ塗装の内部に残っています。
内部に残ったペクチンは湿度や水分の影響によって伸縮を繰り返すので、研磨で表面を均したあとも再びシミ状の跡が浮かび上がってくるケースがあります。
ではそのペクチンを取り除くにはどうしたら良いのか?
実はとても簡単で誰にでもできる対処法があるんです!
それは熱湯を使うことです。

実はこのペクチンは熱に弱く、50℃以上になると収縮する力を失う性質があります。
厚手のゴム手袋を装着し、やけどに注意しながらお湯をかけて塗装に熱を与えると、びっくりするくらい綺麗に跡が消えていきます。
作業の注意点としては、ただかけ流すだけでは塗装内部まで温度が上がらないので、マイクロファイバータオルなどを併用して塗装面を温めてあげてください。
ガラス系の硬いコーティングをされている場合は、急激に温度変化を与えるとコーティング皮膜と塗装との熱膨張の差によって割れ、剥がれにつながることがありますので、50℃程度のお湯からはじめて、落ちなければ80℃程度の熱湯に温度を上げていくほうが安全です。
【やってはいけないNG対処法】
花粉の跡が落ちないからと言ってゴシゴシこするのは絶対にNGです。
いかにマイクロファイバー等の柔らかい素材を使用したとしても、力を入れてこすってしまえば必ずキズになります。
塗装面へのダメージが大きいのでやめましょう。
また「温めればいい」ということで、ヒートガン(ヘアドライヤーのような道具で工業用のため強力)やスチームクリーナーなどを使用するのもNGです。

ヒートガンは工業用で400℃を超えるものもあり、温度が高すぎるため塗装やボディにダメージを与えてしまう可能性があります。
また熱風があたっているところだけで局所的にしか熱が入らないため、広い範囲を作業するのは大変です。
スチームクリーナーに関しては、高温の蒸気が当たりながらクロスが当たることによって、クロスの色がうつったりクロスの跡が残る可能性があるため、こちらも使用しないほうが良いです。
以上のような点に気をつけながら、上手に熱を入れてあげると塗装面は元通り綺麗になります。
ただ、ボディ全体を温めるだけのお湯を用意するのも大変ですし、やけどするリスクもありますので、自分でやるのは大変・難しいと思った方はお気軽にJAPAN GOLD WASHの出張洗車サービスをご利用ください。
そもそも花粉の跡を残さないためには?
そもそも花粉の付着、あとが残る症状を防ぐことはできないのか?と思った方。
まず第一にはこまめに洗車をすることですが、毎日沢山降り積もる花粉に対応しようと思ったら毎日洗車しないといけませんよね・・・
お忙しい人にとってはなかなか現実的ではないかと思います。
そういう場合には、硬いガラス質のコーティングを施工されることをおすすめします!

無機質で硬いガラス質はペクチンの浸潤を防ぎ、伸縮による塗装の変形を防ぐことが出来ます。
ポリマー系、ガラス系、セラミック系など、コーティングの種類によって花粉への耐性は変わりますので、どれを選んだら良いかわからない方はお気軽にお問い合わせください。
3月 6, 2020 12:32 pm Published by ichigeki.pikalin レザーシートちゃんとお手入れしてますか?
お気に入りの財布や靴。使うごとに味が出るのが魅力の本革製品。
きっと綺麗にお手入れされていると思います。
では車のレザーシートは・・・?
「他の本革製品と同じようにちゃんとメンテナンスしてるよ!」
・・・実はこれ、間違いなんです。
正しい本革レザーシートのお手入れ方法を、カーコンシェルジュがご紹介いたします。
やはりレザーは質感が違う
レザーシートはファブリック(布製のシート)に比べて圧倒的に質感、高級感が違いますよね。
殆どの高級車にはレザーシートが採用されていて、一般車でも上位グレードの車にはレザーが採用されることが多いです。
レザーの種類としては本皮、合皮、どちらも自動車に使われています。
一般的にシートは本皮が採用されることが多く、オープンカーなど条件が厳しい車両ではビニールレザーなどの合皮が、スポーツカーでは滑りにくいように起毛されたアルカンターラが使われることが多いです。
レザーシートは通気性には劣るので、中には座面や背中の部分だけ通気性の良いファブリックを使用したハーフレザーシートなどもあります。

また冬場はひんやりとしたさわり心地になってしまうので、特に最近の高級車ではシートヒーターが装着される傾向にあります。
革は革でも種類が違う!
そもそも一言に本革製品といっても、一般的な財布、靴、家具などの革製品と車のシートは全く違います。
通常の製品に使用されるオイルレザーやブライドルレザーなどは、基本的に水分NG。
やわらかいブラシでほこりや汚れを落とし、専用のオイルやクリームを塗りこんで革になじませる、というのが一般的なお手入れです。

ガラス、エンボス、ヌメ革など、表面の仕上げによって革の特性は変わりますが、お手入れの方法は基本的には変わりません。
「クルマのレザーシートもそれじゃダメなの?」
と思われるかもしれませんが、実は車のシートは他の製品とは大きく異なる加工施されているんです。
非常に過酷な車内環境
自動車の車内は革にとって非常に過酷なものです。

夏場は直射日光と50℃を超す高温に長時間晒されます。
冬場は外気温と同じ温度まで冷やされます。
雨の日には雨粒が降りこんだり、濡れた服で座られたり。
さらに革の大敵である乾燥ですが、車の中はエアコンで除湿されることはあっても加湿をされることはほぼありません。
そういった環境的なものだけでなく、物理的にも乗降のたびに何度も強く摩擦されます。
こんなハードな環境で、しかも車が廃車になるまでの間ずっと使用され続けるのがレザーシートです。

「樹脂」による保護被膜
その過酷さに耐えるため、レザーシートの表面には樹脂による塗装加工が施されています。
樹脂による表面被膜が、乾燥や水分、汚れや摩擦から革表面を強力に保護します。
この樹脂による加工が一般の革製品と自動車用レザーシートの大きく異なる部分です。
人が座った際に摩擦、雨などの水分の付着にも耐えるようになっているので、そこに通常の革製品用のオイルやクリームを塗っても革そのものには届きませ。
むしろ余計な汚れが付着したり、変色したりするリスクがあるのでそういった製品の使用は避けたほうが良いです。
実際レザーシートのお手入れはどうすればいいの?

本皮レザーシートのお手入れの基本は
「固く絞った柔らかいタオルで拭く」
以上です。とてもシンプルで簡単ですね!
ただ、大切なのは「汚れたらすぐやる」ことです。
汚れた直後であれば、比較的簡単に汚れも落とせます。
定期的に掃除をするのも効果的です。
汚れを放置すると、その汚れはなかなか落ちなくなってしまいます。
一度定着した汚れを落とすのはなかなか大変です。
強い溶剤を使ったり、ゴシゴシと強くこすったりすると、むしろシートそのものを傷つけてしまうこともあります。
どうしても落ちにくい汚れがある場合は、市販の中性洗剤を薄めて使うのが有効です。
「えっ、本革に水や洗剤を使っていいの?」
と思われるかもしれませんが、先程説明したように樹脂によるコーティングがされているので問題有りません。
※ただしパンチングレザー(通気性のために穴が空いているもの)やスウェードやアルカンターラなどのバックスキン系レザー(起毛されたレザー)は水や洗剤をつけてしまうと、シート内部まで浸透してしまうので使用を控えてください。
汚れが落ちなくなってしまった!ひび割れてしまった!そんなときは・・・
すでに汚れがついてしまったり、表面の樹脂コーティングが劣化してひび割れてしまったり、そのような状態になってしまった場合はお問い合わせください。
クリーニングやメンテナンスで、新車の状態に近くなるよう最大限のご提案させていただきます。