自動車の塗装は、主にアクリルやウレタン等の樹脂でできています。
樹脂の硬度は硬いものでも鉛筆硬度でH~2H程度で、ひっかき傷に対して弱い傾向にあります。
洗車や街路樹との摩擦、爪や荷物との接触などで容易に傷がついてしまいます。
また紫外線によるクリア層の黄ばみや、カラー層の変色、酸性雨や鳥糞などによる変質など、ボディの塗装面は様々なダメージ晒されています。
種類により差はありますが、コーティングにはそれらのダメージから塗装面を保護する効果があります。
物理的な傷に対する保護性能はガラス、セラミックが圧倒的に高いです。
逆に油脂、ポリマーは物理的な保護性能はほぼありません。
化学的な変化、変質に対する効果は配合される添加物により異なるので、コーティング剤のメーカーや種類により異なります。