車内清掃に「除菌&抗菌コート」を+α!〜出張洗車のプロが車内除菌について解説〜
ウイルス対策は「こまめ」が一番!安心の車内清掃とは?
JAPAN GOLD WASHでは外装の綺麗さだけでなく、車内清掃による室内の「見えない汚れ」への対処も力を入れています。
特に2020年もっとも話題となっているコロナウイルスの流行もあり、車内の除菌や抗菌などのサービスについての関心は高まっています。
今回は、会員の皆様にご好評いただいているJAPAN GOLD WASHの室内除菌・抗菌サービスについて、詳しくご説明させていただきます。
《過去の除菌に関する記事》
車内除菌について。実はトイレの8倍の雑菌が!?
よく聞く「除菌」「抗菌」「殺菌」の違いって?
自動車の車内清掃サービスで多く使用される言葉は「除菌」と「抗菌」です。
それ以外にも、似たような言葉で「殺菌」「滅菌」などもありますね。
それぞれどういった意味なのか、皆さんはご存知でしょうか?
簡単に説明すると、
- 殺菌:特定の菌を殺すこと(薬機法による規制あり)
- 除菌:菌を取り除くこと
- 抗菌:菌を増やさないこと
です。
「殺菌」という言葉をつけて販売できるものは、薬機法によりその条件が決められています。
きちんとした効果が実証されていないものは「殺菌」という表現を使うことができません。
一方で「除菌」についてはそういった表現の規制はありません。
菌を取り除くことができていれば、基本的には「除菌」という言葉を使用することができます。
しかし、その効果については商品やサービスの提供者次第なので、どの程度の菌を減らすことができるのかはしっかりと調べる必要があります。
自動車用の車内に使用されるものはほとんどこの「除菌」という言葉を使用しています。
そして「抗菌」は、それ以上菌を増やさない効果があることを示すものです。
なので菌の数を減らすものではありません。
綺麗な状態にした上で、「抗菌」をすることで菌の繁殖を抑え清潔な状態を長続きさせる、というものになります。
「車内抗菌コートで抗菌効果◯ヶ月持続!」は本当?
ディーラーやカー用品店、洗車専門店など、様々なところで「抗菌コート」を謳う商品、サービスが提供されています。
中には半年〜1年程度の長期間効果を持続させる、という表記も見かけますが、本当にそれだけの期間効果を維持できるのでしょうか?
確かに各メーカーが実施している実験結果に基づいているものがほとんどなので、嘘の表記というわけではないかと思います。
しかし、その実験そのものが実際の車の使用状況に即しているものとは限らないのです。
多くの場合、抗菌作用を測定する実験では
「菌が付着したパンを1ヶ月間袋の中で放置する」
「細菌用寒天培地で2週間培養する」
などの方法で測定されています。
それらの実験では、実験期間の間に新たに汚れや菌が付着することはありません。
しかし実際の車はどうでしょうか?
普段使用していれば人やペット、荷物をのせることで外部から汚れや菌が入ってきます。
雨が降れば濡れることもあるし、洗車をすれば室内を雑巾で拭くこともあります。
そんな状況でそれだけの長期間、本当に抗菌効果が持続しているかと聞かれれば、これにYESと答えるのは難しいでしょう。
JAPAN GOLD WASHで使用している抗菌コート剤も、メーカー側の実験では半年間の抗菌効果持続を証明したものを使用しています。
しかしそれはあくまで実験結果において、ということであり、その意味を実施される全ての会員様にお伝えしています。
一番良いウイルス対策は?
ここまでの流れである程度察しはつくかもしれませんが、結局のところ最も効果的なウイルス対策とは「こまめな清掃、除菌作業」です。
いかに高性能な除菌剤で菌を減らし、抗菌コートで菌の繁殖を抑えたところで、新しく外部から菌が入ってくることを防ぐことはできません。
最も理想的なのは、車に乗る前、乗った後に、毎回除菌作業をすることです。
そうすればかなり清潔な状態でお車に乗ることができると思います。
しかし実際問題、毎回除菌を行うのもかなり手間のかかることです。
毎日通勤などで使われている方などは、「ちょっと毎回はやってられないな・・・」という方が多いのではないでしょうか。
JAPAN GOLD WASHでは、レギュラー会員様で月に1回、ゴールド会員様では月に2〜4回の洗車を実施させていただいています。
もちろん室内清掃は毎回させていただきますが、室内の除菌、抗菌についても気にする会員様には毎回実施させていただいております。
こまめな清掃と除菌で日々車内に入ってくる菌を少しでも減らすこと。
次に清掃するまでの間に少しでも菌を繁殖させないために抗菌コートをすること。
それこそが、洗車のプロがお勧めするもっとも効果的なウイルス対策です。
JAPAN GOLD WASHの除菌・抗菌コート作業
実際の作業工程はこのような流れで行います。
- 通常通りの室内清掃(掃除機がけ、内装拭き上げ)
- シート、ステアリング、ドアパネル、スイッチ類除菌
- フロアマット、フロアカーペット、ルーフなどのファブリック素材の除菌
- 燻煙剤による空間除菌
- 車内全体への抗菌コート剤散布
除菌作業は主としてアルコール(エタノール)による除菌を行っています(エタノールの除菌作用についてはページ最下部の補足資料参照)。
除菌、抗菌、いずれもホコリや汚れをしっかりと落とした状態で行わないと、十分な効果が発揮されません。
JAPAN GOLD WASHでは通常30分〜45分程度の時間をかけて、しっかりと室内清掃を行なっております。
その上でスプレー式による接触面等の除菌、燻煙式による空間とエアコン内部の除菌を行うことで、十分に菌を減らします。
その後、抗菌コート剤を満遍なく塗布することで、次に清掃するまでの間、外部から入ってきた菌の繁殖を防ぎます。
こうした工程で行うので、除菌・抗菌コート単体での作業受付は行っておりません。
洗車、もしくは室内清掃とセットでの作業となります。
《スプレー式除菌剤》
主成分:エタノール
除菌作用:細菌繁殖用寒天培地にて37°で48時間培養後、1週間〜6ヶ月放置状態にて細菌繁殖率1%未満
※メーカー性能試験表より抜粋
《燻煙式除菌剤》
主成分:二酸化塩素
除菌作用:細菌繁殖用寒天培地にて35°で48時間培養後、2週間放置状態にて細菌繁殖率1%未満
※メーカー性能試験表より抜粋
《抗菌コート剤》
主成分:塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム
抗菌作用:ペーパーディスク法による測定において6ヶ月間阻止帯(ハロー)の範囲を維持
※メーカー性能試験表より抜粋
「自家用車だから」という油断は禁物!
コロナウイルス流行により、バスや電車などの公共交通機関の利用を控え、自家用車で移動をする人が増えています。
しかし過去の記事でもお伝えした通り、自家用車だからといってウイルスや菌がいないわけではありません。
ご自身の愛車で安心して通勤、お出かけ等の移動ができるように、しっかりと室内清掃、車内除菌・抗菌コートを行うことをお勧めいたします。
【補足資料】
アルコール(エタノール)による除菌、殺菌効果に関する論文
「殺菌・抗ウイルス効果に及ぼすエタノール濃度の影響」東京医療保健大学大学院 医療保健学研究科